評価:★★★★☆ 4.2
タイトル通り、転生した高校生の主人公が冒険そっちのけで三歳児のゲーマー女神様と天啓(オラクル)スキルでひたすら駄弁る話、だったはずが……。
十八章辺りから主人公が俄然本気を出し、異世界転生物のテンプレ的なイベントを色々と台無しな形で解決していくお話に変わってしまいました。
逆にそっちを期待される方には、ある意味、第四部くらいからが本番です。
主人公は最後までまったくもって最強ではありませんが、たまーに最強よりもチートなので、その力で好き放題色々なイベントを蹴散らしていきます。
※漫画チックなノリでパロディ成分多めなので、苦手な方は注意してください。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
一周目は予想を斜め上下に裏切る巧妙なストーリー展開を楽しめる。二周目は展開こそ未知のものではないが、それ故物語の随所に散りばめられた伏線や小ネタが如実に浮かび上がり、唸らせられる。そして、ふと思い出した時に読む三周目。ストーリーや伏線、小ネタが十分記憶に焼き付いていてもなお、面白いと感じる文章の巧みさに改めて気づくだろう。パロディが苦手、嫌いという方はいらっしゃるだろう。だが、どうか最後まで読んでいただきたい。この作品の真髄は、ソレではない。通算6周目となる読了を経験した私が言おう。この作品は、面白い
レビューすることに今更感を感じること多々あり、しかしウスバーさん『もう一つの代表作』を今更ながらオススメしようと思います。さて『猫耳猫』の読者の方も、そうでない方も『伏線』という言葉は知っているはず!!ならばこの小説を読んでその言葉の意味を再確認しよう!まず一周目を読んで物語を楽しみ、次に目次からよみ章タイトルで驚いて……笑ってください!例えば……『過去との……』『刹那の……』『初めての……』等々、少なくとも自分は章タイトルと内容でも凄く楽しめました!祝!文庫化!!
(´・ω・`)とても伏線の回収がうまい作品だよ。最初は圧倒的なボーナスポイントによる最強チート物かと思ったけど、そのポイントで購入しまくったスキルのせいで史上最弱の冒険者になってしまう所がとても笑えて和んだ。でも、最終的に今までに取得した武器とアイテム、複数のスキルを上手くかみ合わせて、無理ゲーすぎる超鬼畜性能大魔王を倒した辺りがすごく感心した。こんな伏線と文章を自分も書いてみたいと思わせる作品さんです。
警告:携帯で読む場合、周囲に人がいないところで読むこと。守らなかった場合、あなたは1人でにやにやする変な人と認識される危険がある。 それほどこの作品は面白い。1話に1回は笑わされた。これは控えめな表現であり、実際私が腹筋崩壊しそうになったことは両手では数え切れない。『元ネタを知らないと笑えない』という面はあるが、魅力的なキャラたちの掛け合いの面白さは他作品の追随を許さない。 『笑い』だけが面白いというわけではない。特筆すべきは伏線、というかフラグの回収(回避?)が上手いことである。単純にチート能力のお陰と思わせないトラブル解決法。ファンタジーコメディーにあるまじき叙述トリックの上手さ。予想の斜め上をいくストーリー展開。『そうきたか!』と何度思わされた。 ベタ褒めしてしまったが、不満が一つある。それをPCでこの作品を読む人への警告とすることにする。『俺のコーヒーを返せ!』
物語は自由奔放尚且つ、何処と無く奇才感を放つ主人公が、数多の登場人物(女性キャラなど)を翻弄し、数気な運命を齎すだろう。(流し読みでも大丈夫な読みやすさだろう。)熟(こ)なれた文章で描(えが)く、奇抜な魑魅魍魎は興趣を添え迫力もあり、限り無いではと思われる、絶妙な独創溢れるギャグを穿つ配置などが、奇妙奇天烈へ陥りまた、展開する道筋を辿るなど、見所は盛り沢山であるだろう。女性キャラは、若干の安直感が漂うが、そこを気にしないくらいには、愛着を持てる可憐さが見事に良く描写されているだろう。全体的な味として、主人公の典型的とは言え特殊性で味のある朴念人ぶりや、独特でセンスがあると思われる、不可思議な状況などを全体にちらほらと持たせた仕様で、作品として押し上げただろう。独特の表現は些末な不満を、感じるかもかも知れないが、そこはご愛敬だろう。