評価:★★★★☆ 4
近未来の日本は、疲弊していた。人生の負け犬とよばれてもおかしくない中年の男、結城稔もまた疲弊していた。彼が再起をかけて探しているのは第三オアシスと呼ばれる数だった。その数さえ見つければ、名誉を挽回できる。その数さえ見つければ、悲恋を封印できる。そう思っていた。だが、その数は、国を復興し、世界に変革を起こすやもしれぬ数だった。そのために、結城は狙われ、逃亡する。新たな仲間の危機、裏切り、切ない思い出。すべてに決着をつけるために罠の中に飛び込んでいく。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:近未来
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
注意:R15
素数。 1とその数そのものでしか割り算できない数を指す。 世界が滅びても数は残ると数学者は信じた。 世界の狭間にある力の鍵となると物理学者は信じた。 313ページをめくりなさい。 滅びと始まりの0。 1から始まった物語は小さな素数で終焉する。 灼熱と不毛の中に存在する素数のオアシス。 そこにたどり着いたら手を取りあいなさい。 愛と勇気はあなたたちに潤いと共に優しい一日を与えることでしょう。【※ 文章が余ったのでアドバイス】コントロールキー、オルトキー、横ボタン同時押し。ワイドモニタを横倒しで読むと大画面で一度に読めるので大変読みやすくなります。