交渉 完結日:2012年7月24日 作者:塚本亮悟 評価:★★★★☆ 4殺人課の刑事であるテオ・リンはサンフランシスコのダウンタウンにある喫茶店で日課を終えようとしていた。しかし、今日は違う。遊び疲れたいわくありげな男と無作為な会話に刑事は引きずり込まれていく。それが一つの交渉に辿り着くとは思いもしないで。 話数:全7話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 注意:R15 なろうで小説を読む
カルフォルニア、サンフランシスコ。モーズ・カフェで一日を終えようとしていた刑事、テオ・リン。コーヒーブレイクの最中、ひとりの男が相席する、なにげないアメリカのひとコマのはずだった。しかし、これがリンの予期しない選択を迫られる瞬間となる。それが男の用意したテーブル。作為に満ちた駆け引き、『交渉』だった。リンは敵の真意にいつ気付くのか。男の思惑とは。究極のラストに全てが語られる本格的なミステリー。読者は、チェスのようなふたりの駆け引きに翻弄されるでしょう。著者、塚本 亮悟の細かい描写と風刺の利いた演出が織りなすリアルな世界観は、全てを語らず、物語を知る者の数だけ想像させる。エンディングは読者次第で変わるのかも、しれない。※同著者『バウンサー』は、本作に関連した物語。そちらを知っていると、より楽しめるとおもいます。