「ようじょがはだかになると、うれます」
「って私はロリじゃありませんよ! この魅力溢れまくりなボディーをみやがれです!」
「こういうのが好きとな。んー、うりうり」
「ちょ、やめなさい」
「り、凛先輩、なんだかえっちぃです……」
「……な、なにやってりゅにょ、あんたたち……」
「うん? えーっと、あの、なんか、胸ポケットにものを入れられるって、ちょっとドキドキするなぁ、とか?」
「なっ、ばっ、何云ってるんだ!?」
「先輩の、えっち……」テストは全て運任せ。白紙百問四択テストの成績だけで待遇が決まる、通称ルーレット学園。学力なんて関係ないから、やな宿題はぜーんぶゴミ箱にすてちゃってドキドキワクワクが年中無休!
/ 特異な運の利用だとか人類の進化だとかいう大人の思惑が裏で動いていたりするけれど、部室という名の聖域で駄弁ったり、幼なじみと添い寝したり、クラスメートの胸ポケットにコインを詰めたり、明日から自分が来たり、後輩と夜の校舎に忍び込んだりと騒がしい毎日にはそんな事に割く時間なんてないから幕間にちょこっと動くだけ。
/ そんな日常の終わり、拉致されてしまう幼なじみとクラスメート。
「自分の居る世界のすべてを見るから平均を得られる。隣の世界の可能性を知っているから書き換えられる。俺や颯汰の運は副産物なんだよ」
/ 本人達以外知らない幸運の正体、運命への干渉能力で彼女たちを取り戻す。
/ すべては運命への干渉能力のせいで摩耗する心の延命処置。
/ さめない夢、永遠の世界、幸福を演じ続ける匣庭。
/ 何処かで見たようなパスティーシュ。
/ けれどそれは幸せな日々。
/ だから今日も明日も明後日も、聖域での日常を続けていく。
「僕たちの戦いは、まだ始まったばかりだ!」
/ とかなんとか。X年前にはじめて書いた長編もどきなので完成度は(規制音)
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