評価:★★★★☆ 4

 中世インド。いわゆる奴隷王朝と呼ばれる、アルバリー朝を、インドで最初にして最後の女性スルターン、ラズィーアが統治していた。
 ラズィーアの親戚で十六歳の少女、ムムターズは、宮殿で見事な歌とヴィーナの演奏を披露した十八の少年、ナーラーヤナに心を奪われる。ナーラーヤナも、同様にムムターズに一目で恋に落ちてしまう。
 しかし、ナーラーヤナは、師ニザームッディーンの下で神秘の道の修行に励む求道者でもあった。
 ムムターズは、ナーラーヤナの父、ラクシュマナが、ムムターズの叔父アリーの仇であることを知らされる。
 ムムターズとナーラーヤナの恋の行方は?
 ナーラーヤナの神秘の道の修行はどうなるのか?
 そして、スルターン、ラズィーヤを亡き者しようとする宮廷の陰謀が渦巻く。
 干魃がインドの地を覆う。
 ニザームッディーン、チャイタニヤ、そして日本から渡ってきた禅僧、道叡の三人の聖者は、干魃にどう立ち向かうのか?
 ラズィーヤの命の行方は。
 ちょっと読者を選ぶ、哲学ラノベ。



登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象