評価:★★★★★ 4.5
翌檜(あすなろ)と死亡請負人のクチナシをメインに展開される、少々(物理的な意味で)痛々しい学園ファンタジー。
翌檜の目の前で、クチナシが車にはねられた。クラスメイトの姫子を庇って飛び出したのだ。
クチナシは血を流して倒れていたが、誰にも見えていない。
やがて救急車が到着する。しかし、乗せられたのは姫子のほうだった。
翌檜はクチナシを助けるよう懇願するが、頭を打った可能性を疑われ、逆に救急車に乗せられてしまう。クチナシには、死亡請負人としての役目が課せられていた。
子々孫々にわたって、合計七万四千回、死ぬほどの痛みを肩代わりして死ぬ予定の人を救う役目だ。
死亡請負人の役目をこなすあいだ、クチナシの姿は普通の人には見えなくなる。だが、翌檜には見えていた。
事実を知った翌檜は、クチナシのためになにができるかを考える――。※年齢制限はつけませんが、あっさりめに留めてはいるものの、少々残酷な描写も含まれておりますので、閲覧の際にはご注意ください。
時代:未登録
舞台:学園
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり