100年目の星空 完結日:2008年9月27日 作者:柳沢紀雪 評価:☆☆☆☆☆ 0100年間の冷凍睡眠より目覚めた少女、宮野有希は全ての記憶を失っていた。彼女の記憶におぼろげに残るかつての世界は既に崩壊し、荒野と砂漠の支配する世界で彼女は何を見つけるのか。 話数:全18話 ジャンル:その他 青春 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 ロボット 時代:近未来 舞台:未登録 雰囲気:シリアス 展開:未登録 その他要素 ハードボイルド ハイテク パラレル 学園 自分探し 荒廃した地球 記憶喪失 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
主人公が自分の謎を解いていく。あまりにありふれた構成と思うのは錯覚だろうか。全体の長さもちょうどよく、適切な簡潔さも保たれている。舞台は荒廃した未来。荒廃した大地を避けるように、城壁に囲まれた都市に住む人類。主人公ははるか東の遺跡で見つかり、百年の眠りから覚めたとつげられるが、一切の記憶を喪失していた。自分の肉体に対する違和感。人間としての不安定さ。入った先の学校で出会った仲間と、その出自をあかそうとするが…?書き下ろし的な感じの長編小説だ。起承転結もはっきりしているし、物語の構成方法を知るにはもっとも適した作品と思われる。