評価:★★★★☆ 3.8
ババア魔女に餌として異世界召喚されたロリ魔女っ娘は、そのたくましさを発揮してババア魔女を返り討ちにしました。ババア魔女の力を受け継いで魔女っ娘になった少女は、スカルくんをこき使ったり、にゃんこをもふもふしたり、勇者を半殺しにしたり、魔王をケ●ビリにしたり、魔王の側近にもふもふセクハラをしたりと充実した日常を送っています。
これは異世界で日常を過ごすドS魔女っ娘のセクハラ……ではなく日常を描いた物語です。
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
この作品は、いわゆる“異世界召喚もの”という、なろう小説では親しまれているジャンルに当てはまる。読んでいると必ずと言っていいほど目に飛び込んでくる“ロリショタ”“獣耳”“ハアハア”というワードが大多数を占めるところから、作者の特殊な性癖が伺えることだろう。(ほかの作品でもこういう描写があるので相当大好きに違いない・笑)だがしかし。世の中を独特の視点から見つめたシニカルな表現や、キャラクターの動機や行動、そして結果をきわめてリアリズムな観点でとらえた描写に、作者本人の思想が伺えてくる。世界観そのものはなろう小説では使い尽くされているファンタジーものだが、作者の個性がこの作品を輝かせていると言っても過言ではない。皮肉屋で暴君で獣耳ショタボーイな使い魔をこよなく溺愛する魔女っ娘女子中学生がおりなす異世界ライフ。ぜひあなた様もご一読してみませんか?
異世界に召喚されてしまった女子中学生がおりました。 彼女は平凡な日々を送っていたのに、急に目の前に現れた魔女に食べられる……はずだった。 女子中学生は、食べられる側であったのに逆においしく魔女をいただいてしまい、それから魔女っ娘として活躍していくのです。 正直、この女子中学生……じゃなくて、魔女っ娘はかなり腹黒い。まさに作者のようだ。ああ。これは秘密にしないと作者さんに生贄にされてしまいますよ? 気をつけてくださいね。 魔女っ娘となった少女が送るファンタジーライフ。ここにて開幕。