肉の王の物語 完結日:2013年12月25日 作者:酒井冬芽 評価:☆☆☆☆☆ 0骨の王の物語 第二部 保管用 話数:全6話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
独りの彼女から欲深く、人間臭い泥沼のような物語は幕を開けたんだと思う。 前作である「骨の王の物語」を読んでから、この作品を読んでほしい。 二つの作品を通して、自分が抱いた感情は「人間臭くて良い」という部分と「欲深く、そして罪深い」ということだ。 今作もそのように出来上がっていたが、微妙な後味を残しながら読了してしまった。 しかしながら、静謐さを感じる地の文は本当に好ましい。この作品の地の文は、どこか静かだが、業火が長く遠火しているような力強さを感じてしま web上でこんなに人間臭く欲深い作品に出会えるとは自分自身、夢にも思わなかっただろう。 今から読む人にも味わえるはずだ。これが「面白さ」なんだということが。