評価:★★★★☆ 4
外山道無(とやまみちなし)。年齢不明、出身不明、国籍不明、血液型不明、性別不明、経歴不明。
ただわかっていることは、探偵という表向きの顔と、「最高にして最悪の便利屋」という裏の顔のみ。
ある日、道無のもとに一件の依頼が舞い込んだ。その内容は、「大量殺人を働いた異能者を暗殺せよ」
依頼を承諾すると、道無は部下の高嶺雅、来栖萌花を連れ、ターゲットが潜伏する地である「海上都市・水月」へと向かった。
同時期、警察が抱える秘密組織もまた動き出し、最悪の狂犬を野へと放つ。
かくして、舞台は様々な勢力が入り乱れる戦場へと変化するのだった。――この物語は、一人の怪物がゴルゴ並みのスナイプテクニックと悪魔のような頭脳で事態を面白おかしくひっかき回す様を見るものである。感情移入など期待してはならない。また、ハッピーエンドかどうかも不明。
だって悪役しかいないもの。※完結まで毎日更新します。
話数:全52話
ジャンル:その他
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
文章の表現が豊かで、何人もの登場人物たちを同時並行で動かせるのはすごい。そこまで長い話ではなく、2日3日くらいで読み終わる量かと。個人的ではありますが、スッキリと終わる後腐れのない形がとても好みでした。なにより伏線の回収の仕方がとても上手。外山くんの外道っぷりを見れば日々の鬱憤も吹き飛ぶのではないでしょうか。