評価:★★★★☆ 4.4
一九九九年、夏。敗戦によって兵器の所有を禁じられた日本国は、突如地中から未知戦力の攻撃を受ける。群馬県山中に出現した体長五十メートルの土の巨人《土人形》である。
敗戦より研究が続けられてきた人体の投薬強化の被験者、志摩隼人と高野理沙は、武器を失い運び屋と化した自衛隊のサポートのもと、土人形を迎え討つ。
原理不明の光の刃を放つ志摩、強力な霧状サイコキネシス能力を持つ高野は、土人形の未知の戦闘力と同等に渡り合い、撃破。しかし、切断された土の頭部の中から全裸白髪の少女が現れ、一同を驚愕させる。毎日1話更新。全11話完結。
作者のみょうな性格のため微エロです。ご注意ください。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
敗戦の末、国防のための実力すら禁じられた日本。苦肉の策として考案されたのは、超能力者の養成。そして世紀末、突然の地底からの侵攻。投薬実験により思考能力を奪われた少年少女は、疑問を抱くことも許されないまま、戦いに身を投じていく。 パラレルな現代日本を舞台にした、超能力SF。ラブコメ要素、エロ要素もありますが、基本的には抑え目な文章で描かれる、苛烈で残酷な青春群像劇。 印象的なのは、絶望的な戦いの中で発露する、少年少女たちの個性。火花と散りゆくその激しさ、生々しさが、ひたすら眩しく、目に焼き付きます。 全11話10万字、完結済み。無駄のない文章、展開の早い物語は、読めば一瞬。もしお気に召したら、作者さんの他作品も、是非読んでみてください。趣の異なる中に、底流が感じられます。 ジュヴナイル好きのお仲間、大募集中!