評価:★★★★☆ 4.1
本編完結。外伝二話完結。
リストラで会社を首になり、妻とも上手くいかない32歳のエンジニア、伊勢修一郎。
彼は愛するススキのスポーツバイクに乗って、傷心を癒やす旅に出た。
北海道に行くはずだったが、ひょんなことから異世界にトリップ。相棒のバイクには意志が宿り、中世の砂漠の国を舞台に、行く先々で様々な出会いを経験していく。基本的にはアラビア風異世界を舞台とした、旅&内政&現代知識チート&技術チートものです。
戦闘もちょこちょこあります。
(8/22追記:2013,7.26投稿開始、8.19完結済み)
(12月29日外伝二話完結)
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
雰囲気:未登録
展開:ご都合主義
タイトルの通り読後感が気持ちいい作品。主人公が背伸びせず、しかし人事を尽くすことでよい天命を引き寄せている。伊勢とアールかわいい。人物描写も良い。チートもので陥りがちな、表面や行動だけ描いて内面が描写できていない、という暗黒面におちいっていない。文章がこっておらず読みやすい。伊勢とアールかわいい。書いていてキルマウス(←登場人物のひとり)みたいな書き口になってしまった伊勢とアールかわいい。 これから読まれるみなさんにおかれましては、ともかく、このキルマウスさんが出てくるまでは読まれることをお勧めします。 異世界ジャンプまでの伊勢の運命は、「なんでこんながんばってんのにやるせないんや…」と嘆きたくなるくらいのものですが、その分、異世界での伊勢とアールのがんばりが、とても尊くて、素晴らしくて、輝かしいものに見えるのです。 いったん読みだせばあとはスルスルです。何しろ面白いので!