評価:★★★★☆ 3.6
19歳になったある日、小国の王女リミューアは国の道具として政略上の婚姻を結ぶことが決まる。その相手はなんと大陸を統べる王国の第一王子。けれどお互いに恋をして選び抜いた相手ではないし、そもそも政略結婚に愛などない。はずなんですが、王子は彼女に一目惚れしちゃたみたいで――!?。 政略結婚から始まる異国の王子との波乱万丈な恋物語! 注)★は官能表現を含みます。 追記:第22話、第32話、第43話、第61話にあらすじを付けました。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:中世
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
注意:R15
中世ヨーロッパ辺りでホントにあったかもね~って妄想できるしっかりしたお話で一気に完走しました。ただ、タイトルの一途という表現は最後まで当て嵌まらなかったままかな?同時進行でどちらも愛しいと言えてしまうヒーローは一途ではありません。スーパーヒーローではなく普通の人だし、登場人物全てが突出した人物像ではなくドロドロしていて物語の展開に引き込まれました。立場上、側妃や愛妾と義務として仕方なくても心だけは…という展開を期待する人には不向きだなと。複数同時進行に抵抗のない人には面白いとお勧めします
不可侵条約をより強固にするため、という目的で大国フランシアの第一王子ウィルズの妃となった王女リミューア。しかしその真の目的は祖国へフランシアの情報を流すことであった。政略結婚に愛はなくて当然。そう覚悟していたはずが、2人は互いに一目惚れし惹かれていく。プライドのせいで王子の求愛を素直に受け入れられないリミューア。しかし彼は少し意地悪な言葉で巧みにリミューアをものにしようとする。水面下では攻防を繰り広げつつも表面上は静かに、上品さを保ったまま交わされる洒落た会話は本当に堪らない。新章ではウィルズに縁談が舞い込む。王位継承者である以上側妃をもうけるのは当然。しかしリミューアをものにしたい彼にとってはあまり気の進む話ではなく……。果たして側妃の登場は2人にどんな影響をもたらすのか?そして2人の仲は無事に進展するのか?今後の展開から目が離せない!