評価:★★★★☆ 4
かつて地上の国々を滅ぼした兵器、力の火を封じるため、海の国のアイサは、力の火を封じる指輪を持って地上を訪れる。
アイサがたどり着いたのは、強国オスキュラに脅かされるクイヴル国。
そこでアイサは、領主の養い子、シンを助ける。シンはアイサが地上を訪れた目的を知り、彼女の手助けをする決心をするが、彼女が探す力の火は、強国オスキュラに守られた宗教都市パシパにあった。
海の国の剣を手に入れ、祖国を奪い返す戦いに挑むシンと力の火を失って、なお絶大な力を振るうパシパの主ティノスに立ち向かうアイサ。
大陸中の国々を巻き込んだ戦いの中で出会う人々が、二人を成長させていく。
宣伝動画を頂きました。目次の一番下にあります。
是非ご覧ください。
話数:全533話
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
最後まで一貫して作風が崩れることの無い、シリアスなハイ・ファンタジーです。読んでいて微笑むシーンはあれど「作品の雰囲気を壊す露骨なギャグ」は無いので、そういう作品が好きな人はとことんハマると思います。ラノベでお腹いっぱいな人には特にオススメです。多数のキャラクターの感情や心の起伏がとてもリアルに描写されている為、様々な年齢層の方々が読んでも「共感出来るシーン」「共感出来る人物」に巡り合えることでしょう。男性が書く女性像とは違う、自然な、それでいて素敵な女性の魅力が主人公にあり、誰もが彼女に惹かれていく様は「本質の魅力」をきちんと書き出している故に逆ハーレムという俗な表現にはならない「納得できる」ものでした。作品タイトルに冠する剣と同様に、キャラクターも輝いている物語です!
誰も知ることのない海の国から訪れた少女、アイサと、地上の一国、クイグルに住む少年、シン。 二人は、大国オスキュラの守護を受ける宗教都市パシパの《力の火》を封じるために、戦いの中へ身を投じる。 だが、それは壮大な物語の始まりでしかなかった。 隠された様々な謎を解き明かし、苦境を乗り越えて成長して行く二人の前に現れるのは――。 出会いと別れ、そして恋まで織り込まれたファンタジー戦記。 壮大さを一目で見たいと思われる方は、まず動画で雰囲気をお楽しみください。
本来は活発で行動的であったであろう人魚姫。しかし彼女は声を奪われ、足は歩くたびに痛み、王子はよその王女に取られて泡となってしまいます。でも、こちらの海の国から来た少女アイサちゃんは自国の英知を携えて、地上の国で大活躍します。ピンチはチャンスに、悲恋フラグも愛しい人と共にへし折って『女は度胸』とばかりに国々を駆け巡る彼女はかっこよくて応援したくなります。……と書くと騒々しい少女を連想してしまうかもしれませんが、実際は美しく知的な少女です。素敵な作品でしたのでファンアートを押し付けましたが、脳内でもっと美化してお読み下さい。
これまで私はさまざまな小説をここで読んできましたが、SFとファンタジーをうまく組み合わせた小説はこれしかありません。この小説には二人の主人公がいて、どちらも本来ならば出会うことなどなかったはずですが、彼らは出会ってしまい、それぞれの目的を達成するために動く。ファンタジーとして素敵な世界観、海で発展していく都市。登場するアイテムもまた考えられており、素敵な世界を見せてくれます。新しい世界をあなたに送ります。
この物語には、二人の主人公がいます。 銀髪にエメラルドの瞳を持つ、使命を背負った美しい娘、アイサ。 養い親である領主のもと、慎ましく暮らしている青年、シン。 遠く離れた国で育った、本来であれば出会うこともなかったはずの二人の運命が交わることで、大きな流れが生じます。それにより、シンの運命は過酷になったかも知れません。 けれど、この出会いが彼にとって何よりも大切な力であり、絆なのです。 しっかりと軸のある世界観、人物たち。 この物語はまるで、美しい装丁のハードカバーで読んでいるかのような、上質のファンタジーです。 『光り輝く剣』は二人にとって光の道を切り開くためのものとなるのか、それとも……。
憶えていますか? 姿勢を正して、ワクワクして、 ページを繰ったあの日のこと…… 成長して、上手に読み散らしたり、速読できるようになるのも、読書好きには大切な技。 でも、この作品は、〈初めて読んだ物語〉を鮮明に 思い出させてくれます。 ◆少女アイサと少年シンの旅の物語◆ まだまだ長い旅になりそうです。 じっくりと、読書したい方、ぜひ読んでみてください! そして、この二人の旅路を一緒に見守りましょう!