レイモンドール綺譚 完結日:2007年11月6日 作者:青蛙 評価:★★★★☆ 3.7国境を魔道で封じ、五百年もの間繁栄してきた島国、レイモンドール。しかし長く続いたこの国にも変革の時が訪れようとしていた。レイモンドール国の北部の州候の三男、クロードは自分がその変革の中心になること知らなかったがどんどんと渦にまきこまれていく。 話数:全66話 ジャンル:ファンタジー 異世界ファンタジー 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 少年魔法使い 時代:未登録 舞台:異世界 雰囲気:シリアス 展開:未登録 その他要素 年の差 美形 魔法 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
ちょっと題名が硬い感じですが 読んでみるととっても面白く、ページ数も多いです。シリーズで数作品有り、BL系でムーンにも。読み終わりも満足出来る質量です。私はファンタジー好きで エミリーロッダの数シリーズ、ハリポタ・ナルニア国物語・ミシェルペイバーのオオカミ族の少年とかは楽しんだ口です。それぞれ傾向や内容は違いますが。うまく表現できませんが、アンテナが合う方、是非読んでみて欲しいです。
ファンタジーとはなんだろう?と考えた事がある。ファンタジーを書いたり読んだりする必要性はあるのだろうかと考えた事がある。それは「現実にありえない環境の中でのドラマであり、またはその寓話性」だと私はおもう。この物語はまさにそれを体現していると思う。そこにはあなたが感じる幼年期の思い出を見出すことができるだろうそれは年上に対する恋心であったり、親や兄弟に対する愛憎だったりする。子供が良く感じるコンプレックスだったりもするだろう。でもそれだけじゃない、大人がもっている幼児性や醜さも描かれていたりする。すばらしい世界観とキャラクターで、あなたは物語にのめりこむことができるだろう。もちろん剣と魔法の世界でワクワクする事も可能だ。でも、核心はクロードとユリウスが純粋さを求める姿にある、これは素晴らしく美しい物語だ。