評価:★★★★☆ 4.2
ある村を治める名家。そこで働く女中たちが、茶の席で饅頭を食べると同時に死亡。屋敷は一瞬にして死体に溢れる。生き残った女中・野沢と小梅の証言により、小梅が饅頭を手作りしたことが判明。小梅に毒を入れた容疑が掛かる。しかし、彼女は奇妙な証言をした。「確かに饅頭に毒は入れました。しかし、私が毒を入れたのは饅頭二十個のうちたった一つだけ。これほど死ぬなどありえない――」……この毒殺事件の解決を忘れてしまったという少女の依頼を受け、探偵小説愛好会の四人がそれぞれ推理を披露する。
話数:全12話
ジャンル:その他
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
概要だけしか知れない事件を、愛好家達が好きに推理、妄想し真相だろう物を探る話。話数も少なく――また情報も少なく、そんな最中登場人物たちはどう推理するのだろうと眺めてみればこれがおもしろい。一つ一つの解答が納得できるかつ、よくもまぁこの少ない情報でそこまで想像できるなと感心しながら読み進めてみれば、最後の推理は奇天烈と呼べるものでありながらもこれまた納得できるもの。読了時間が本当に少ないので、空いている時間にでも気軽に読み、是非ともオチ含め驚きながら笑って欲しい推理物。