評価:★★★★☆ 4.1
オタク女である早川涼子は、アラフォーとなる三十五歳の誕生日前日、交通事故によりこの世を去った。そしてファンタジー世界の、しかもその大陸一の大国の金髪碧眼の美形王子様に転生したのだった。
宝くじがあたったが如く王子様ライフを満喫していたが、実はその大国は王を蔑む臣下、貴族たちの専横、役人の汚職等々かなりまずい状況だった。
父王を守るため、国民を助ける為、転生した王子ハーシェリクは国の闇と戦う決意をする。
しかし転生した先の王子は運動神経なし、魔力なし、おまけに美形だと思っていたら王族の中では華がないという残念な王子だった。
だがそれでも王子は諦めず前世の事務員のスキルと経験を活かし、持ち前の行動力と(オタク的な)頭脳、そして仲間達と共に今立ち上がる。
【続編-転生王子と黄昏の騎士に続きます】
話数:全26話
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
これも読んでからだいぶ経ちますが、ブクマの限界が近くなってきたので手放す事にしました。当時はランキング上位の完結済みの作品を読み漁っていました。25話前後で一本のハーシェリクシリーズです。彼女に勧められて読んでみたら面白かったです。一本ごとに、仲間になる人が増えていくストーリーです。主人公は転生した第七王子。仲間はクロ、オラン、シロなど色で呼ばれます。全体的にはまだ完結してません。次回作を待ってます。
転生王子シリーズとの出会いは私が初めて「小説を読もう!」を人に教えてもらいウキウキとやってきた日でした。日間ランキングでその日上位ランキングに入っていて「完結」していたのが『転生王子と軍国の至宝』でした。『光の英雄を先にお読み下さい』という注意書があり…シリーズを遡って『転生王子と憂いの大国』にたどり着き、そのシリーズの多さと紹介文に心引かれ読み始めて転生王子の世界にのめり込みシリーズを読破しました。その後、他の作品も沢山読みました。泣いた作品も笑った作品も面白い作品も沢山読みました。それでも、私は転生王子シリーズより好きだと思える作品には出会えて居ません。友人に「何か面白い小説ない?」と聞かれると真っ先に紹介する事にしています。さらに『軍国の至宝』が完結したのが私が「小説を読もう!」に登録した前日だった事に気づいてからは出会うことが運命だったと感じています。
35歳を目前にしてあっけなく他界してしまった主人公のOLは、気がつくと大国の幼き末王子に転生していた……。転生主人公ですが、魔力なし、武術の運動神経なし、後ろ盾なし、というところからのスタートです。努力と度胸、そして恐るべきひとたらしの能力で、腐敗した国を救うべく、日々奮闘する末王子の物語。脇を固めるキャラクターたちも、とても魅力的です。シリーズものですし、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれているので、お時間のある時にじっくりと腰を据えて読むことをお勧めします。
とある世界の大国の末王子・ハーシェリクに転生した、オタク事務員の早川涼子。二度目の人生を満喫していた彼はある時、この国に巣くう深い闇と、苦しむ人々に気付いてしまい――。前世での知識や経験を活かし、世直しのために立ち上がった少年の話。自分が力を持たないことに決して甘んじようとしない、優しくて強い心を持つ主人公に心惹かれてしまいます。彼を取り巻くキャラクターも、とても魅力的。ストーリーも、シリアスありコメディーありで楽しめます。是非、読んでみてください。