評価:★★★★☆ 4.2
期待と不安を胸に希望ヶ丘学園へ入学した舞園創。その矢先、初日の入学早々起きてしまう不可解な事件の数々。幼馴染が事件の被害に遭い、数日後にはクラスメイトの不登校女生徒の殺人事件。更には道化の仮面の学園内侵入。その先に待ち受けるトリック、謎が謎を呼ぶキーワード、止まる事のない殺人事件。全30名の重要人物達がそれぞれの思いや立場で動き出し、やがて危険と隣合わせの運命に立たされてしまう。記憶・学園・友達・殺人・犯人。その全てを知る時あなたは何を〝真実〟と見ているのでしょうか。
話数:全43話
ジャンル:ミステリー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:学園
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
推理小説……本来なら、推理が主となるべきではないのかと私は思います。しかし、なろうにおいてはコメディーだかファンタジーだかわからない推理作品もあったりします。しかし、こちらの作品では、「犯人を推理する」という推理小説本来の持ち味を楽しむことができます。この作品には、大勢の人間が登場します。あちこちに罠も仕掛けられています。巧妙な罠が……正統派の推理小説とは違うかもしれませんが、少なくとも、読んで「楽しめる」小説です。どうでしょうか皆さん?
一言でいえば、推理物というより、バトルロワイヤルのようなスリル満点の追い掛けっこがこの物語です。 シナリオっぽい動きをするセリフで動いている感じがあるが、うまく動いているのがわかるので、それも長所と思って読めました。 個人的には、犯人が捕まるまでが醍醐味で、犯人を捕まえるための罠を仕掛ける必要があると思うけれど、これだけたくさん書いてそこにたどり着かないのは、ある意味すごいと思います。 ただ、完結させることを前提に書いていない感があるので、これを完結させ、次の作品を書けば、この先生は、かなり飛躍すると思います。