評価:☆☆☆☆☆ 0

タイトルの豚の読みは「トン」でよろしくお願いします!

「ああ、いい歌の種ないかしら」
その人は溜息を吐きました。
しかし仕方ありません。そうそういい歌というのは見つかるものではないのです。
「腹ごしらえをしたくても、おいしそうな実は跳ねても届かない木の上…と」
その人はまた溜息を吐きました。
そこに声が掛かります。
「そこの姉さん。あれが食べたいのかい?」
その人が振り返るとそこには一匹の歩きしゃべる豚がいました。
「ええ、でもあの高さじゃ巨人でも手が届かなそう」「……しかし、豚には取れるんだな」
そういってその豚は地面を蹴りました。
その人は目を見開きました。なんとその豚は空を飛んで木の実をとってきてくれたのです。
「はいよ」
なんでもない顔をして木の実を差し出す豚にその人は食って掛かりました。
「あなたのお話を聞かせてもらえませんか!?」


話数:全3話
ジャンル: 

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象