評価:★★★★☆ 3.9
暁の大地と今は呼ばれるこの地。人間と獣の二つの姿と強い魔力を持つ山の民、人間、そして、人間と山の民の間に生まれ、やはり二つの姿を持つ魔道士と呼ばれるものが暮らしていた。
遥か昔、血で血を争う人間の戦乱に終止符を打ったのは魔道士の四兄弟。長兄はすべてを統べる暁の鷲の王。次兄は蒼い狼の王。三男は白い虎の王。末は黒き蛇の王。同じ姿を持つ者を王としながら長きにわたり魔道士の四王家がこの地を治めてきた。
だが、黒の王ザーナヴェルト・リヴァイスの反乱によって、この地にまた変化が訪れる。ザーナヴェルトは他の三王家を滅ぼし、唯一絶対の王となった。
これは、それから十七年後の物語。
他サイトにも掲載。
エブリスタさんには「暁の王国」をもとに、さらに加筆修正した作品「君がくれた青い空」を投稿しております。
話数:全33話
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
この作品には、力がある。それは道端に力強く根を張る、小さくて美しい花のような力、まだ吾々の見たことのない異世界を見せようとする力だ。 その異世界の名は、「暁の大地」。人と動物の二つの姿を持つと云われる山の民と、人間、そして両者の合いの子の魔道士の一族が住んでいる世界。そこに築かれたのは強力な魔道士四兄弟が統べる「暁の王国」。 今、この国は秘せられた激動の瞬間を迎えようとしている。三弟王家のザーナヴェルトの叛乱によって、王国が再統一された十七年後の今、この国の隠された歴史が動く、その瞬間が音連れようとしている。 人は、まだそれを知らない。そして、恐らくこれからも知ることはないだろう。 だが忘れたわけではない。 歴史になれない事件は、伝説となり、物語と為る。 様々な出逢いと別れ。 交錯する人の運命。 その果てに辿り着くものは、何か。 答えを知るのは、あなただ。