評価:★★★★☆ 4.2
陸上を続ける為に、名門明秋高校に入学した『山岸 蓮』であったが、スキルやステータスを見れる『プレート』により、自分の野球センスを知る。
しかし、明秋高校は、陸上の名門ではあるが野球部は廃部寸前の弱小チーム。迷っている蓮の前に、現れたマネージャーの佳奈に一目惚れしてあっさりと入部を決める。
野球を通じて描かれる友情と切ない三角関係の恋の物語です。
※実際の高校野球と異なる場合もあります。
負ければ後がない……そんなドラマチックな展開をタイムリーで、共感してみませんか?只今改稿中です。
時代:未登録
舞台:学園
注意:R15
この作品は熱い野球ドラマである。主人公の山岸蓮はひょんなことから野球部に入部することになる。ひょんなこととは、写した人のステータスがわかるプレートというものだ。最初は人数が少なかった野球部に入り、数々の試合を経験する主人公。プレートを使って戦術を立てる。だが、この作品の見所はそこではない。熱い甲子園を目指す男たちの熱いバトルにこそ見所がある。あなたも熱い青春、感じてみませんか?
皆さんは、自分のステータスやスキルが見れたらどう思いますか? この物語の主人公『山岸 蓮』は、陸上をしていたのですが、ステータスを見れるアイテム『プレート』により、野球に才能があることに気付いてしまいます。 甘く切ない恋愛と共に物語は進み、どうしようもないくらいの弱小チームが成長していくサクセスストーリーです。 野球を知らなくても読みやすく、漫画感覚で綴られていくエピソードは共感を持てます。 蓮と一体になり、一度しかない青春を駆け抜けてみては如何ですか?
自分は、やりたいことに向いているのか、それとも、実は密かな才能を持っていることが別にあるのではないか、そんなふうに考えたことは誰しもあるだろう。本作の「プレート」という装置は、まさにその問いに答えてくれるものであり、カメラのように被写体に向けるだけで、自分の適性がパラメータとして現れる。野球から逃れたくて陸上に転向した主人公、山岸蓮は、「プレート」により、自分の本当の適性が野球にあり、しかも、その潜在能力が極めて高いことを知ってしまう。そして、蓮は苦悩の末、極めて思春期男子らしい理由で野球部入部を決める。高校野球モノにありがちなスポ根オンリーではなく、軽やかなストーリーが織りなす、甘酸っぱい青春の一コマ。魅力的なヒロイン二人と、主人公の淡い想いも絡めながら、物語は毎日重ねられていく。もしあの時、違う道を選んでいたらと思う方には、ぜひおすすめしたい作品である。
陸上をやるために名門と呼ばれる高校に入学した主人公。だが、『プレート』という持ち主の能力をステータス化するアイテムで野球に適性があることを知り……というストーリーの作品です。 『やりたいこと』と『向いていること』の間で悩み、実に男子高校生らしい理由で第一歩を踏み出した主人公は、進んだその先で『好きなこと』に出会います。 仲間と共に『好きなこと』に打ち込む彼を待つのは、一体どんな未来なのか……。(更に、彼らを取り巻く恋の行方は!) 苦しいことも辛いこともあるけど、その何倍も楽しいことが溢れる日々。そんな誰もが一度は憧れるであろう青春が詰まった作品です。 青春真っ盛りの人も青春を懐かしんでいる人も、彼らといっしょに『あの夏』を駆け抜けてみませんか?
この小説を読んでいると、私世代のどストライク漫画「キャプテン」を思い出す。中学時代に陸上をしていた主人公が、持ち主のステータスを表示するプレートによって野球への適性を知り、弱小野球部に入部して不甲斐ない先輩達を引っ張っていく。もう野球物の王道をいく作品なのである。更に幼馴染みの女の子や年上のマネージャーに囲まれて、なんだか恋の予感がウキウキなのである。勿論、主人公はピッチャーで、クラスメイトには野球の要たるキャッチャーがいる。野球好きの私にはストライク!な小説。主人公達がどんな試合をして、どんな恋愛を経験するのか、次の話が待ち遠しい小説です。(個人的には主人公がコントロール重視の軟投派か、球威バリバリの本格派かが気になるところ)あなたも主人公に感情移入して、あの夏を追体験しませんか?タグにあるボーイズラブに新たな扉が開かれそうで怖い。