評価:★★★★☆ 4.1
ある日、不思議な夢に誘われるように世界の外側にあるという不思議な図書館・ラジエルライブラリへたどり着いた少女・神田詩織。
紆余曲折の末、この図書館で司書見習いをやることになった彼女に任された仕事は、利用者さんのお悩み解決の手助け――レファレンスだった!
果たして詩織は、悩みを抱えた利用者さん達を笑顔にしてあげることができるのか?
これは司書見習いとなった少女の成長を綴った、ハートウォーミングおしごとストーリー。*主人公以外の視点で進む話は、サブタイトルの後ろに◆とつきます。また、三人称で進む話はサブタイトルの後ろに☆がつきます。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
この作品には、私の前にすでに6人もの方が秀逸なレビューを書かれています。その事実こそが、この作品の素晴らしさの証明になるでしょう。なので私は違う角度から書かせていただきます。昔、図書委員をやっていたことがありますが、放課後の図書室は奇妙な雰囲気です。何か不思議な存在が現れそうなくらい……この作品にも不思議な存在が登場します。主人公の詩織はそんな存在とも真摯に向き合い、そんな彼らの「探し物」を見つけていきます……この作品には優しさがあります。暖かさがあります。読み終えたあなたの心に、素敵な何かを残してくれることでしょう。
この物語は主人公である神田詩織がラジエルライブラリに足を踏み入れた所からスタート。ごく普通の高校生である彼女は何と司書見習いとして、レファレンス(利用者の探しもの)の仕事をやる事となったのです。詩織はみんなの笑顔のために、そして自分自身の成長のために日々頑張る毎日です。世界のあらゆる本が集められた不思議な図書館「ラジエルライブラリ」に足を運んでみてください!
この世のすべての書物が集められた図書館、ラジエルライブラリ。そこは悩みを抱えた人々(人じゃないときも)が訪れ、その解決の糸口となる本を見つけられる場所です。主人公の詩織ちゃんは、そんな図書館で司書見習いとして働き始めます。ちょっとおっちょこちょいで人に迷惑をかけることもあるけれど、それでも利用者さんのために一生懸命な彼女の姿は、読んでいるこちらの心を和ませてくれます。果てのない書庫。魔法の本。必要な本を探すためのコンパス。そういったものがたくさんあって、これからどうなるのかワクワクしてきます。そんな図書館の中を、ぜひ覗いてみてください。よろしくお願いします。
ラジエルライブラリ、この世の全ての本が保管されている図書館。必要とするものにだけ開くドアを開けるとたどり着く不思議なところ。利用者は人間だけではありません。幽霊などの人外も利用します。というより人外の利用者の方が多いとか。主人公はそこで司書見習いとして働くことになる。そこでの仕事はレファレンス、利用者の探している本を見つけることです。レファレンスを通じて成長していく主人公。その周りのキャラも魅力的です。ぜひ読んでみてください
まだ全然読みきれてないのですがとても魅力がありますのでレビューをさせて頂きたいと思います。この作品はキャラクター同士のやりとりや舞台設定、世界観が魅力的ではないかと僕は思います。キャラクターのネーミングも良く、感情移入できたりもしますし共感も出来ます。そしてなんといっても世界観。王道かもしれませんがちょっと違うんです。題名にもあるように見習い司書さんが頑張っちゃうんです。応援したくなってしまう作品なので是非ともご一読を宜しくお願い致します。
「ラジエルライブラリ」 そこは、世界のあらゆる本が集められた不思議な図書館。私たちの住む世界の外側にあるその場所へのドアは、この図書館を必要とする者にしか開かれません。 高校一年の詩織はある日、何故かこの図書館に招かれ、穏やかな青年とちょっと口が悪い少年に出会います。彼女はそこに来館者としてでなく、来館者にとって必要な本を提供するお仕事ーレファレンスを行う司書としてこの図書館に招かれたのです。この時から、詩織の不思議な司書生活が始まります。 この作品は主人公の性格、あるいは作者様の持つ文体のためか、全体的に優しい雰囲気が流れます。その中に笑いや悲しみ、喜びなどいろんな物語があって読んでいてとても楽しいです! これから詩織や周りの人々、そして来館者が何を見てそして笑うのか。 是非、ラジエルライブラリに遊びに来てください。
あることがきっかけでラジエルライブラリに足を踏み入れてしまった『神田 詩織』ごく普通の高校生に課せられた試練とも言うべき仕事は、司書だった。 迷いながらも詩織は司書見習いとして、レファレンス(利用者の探しもの)の仕事に魅力を感じ、成長していきます。 館長のエノク君とのやり取りも物語を引き立て、世界観を一層盛り上げてくれます。 貴方にも、探して欲しい本があるのではないでしょうか?読めば、感情移入しやすい今作品に引き込まれてしまうこと間違いなしの良作ですよ。