評価:★★★★★ 4.5
―――あの暑い日、私は…河童に出遭った。
「くらいくらい電子の森に・・・」に登場する、隔離病棟に幽閉された狂った天才 狭霧流迦。彼女が発狂する少しまえの暑い夏の日の物語。
※この物語は「くらいくらい電子の森に・・・」の番外編になります。本編のネタバレが含まれていますので、本編を読んでから読むことをお勧めします。
※暁様からの転載になります。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
気丈で自分を偽ることを常としているけれど、芯は素直で可愛い女の子、流迦がとても魅力的な小説です。 それに、主人公の心の動きを読者に伝える表現がお見事! たった一日のことだけど、流迦にとっては凄く印象に残る一日だったのだろうなぁ、というのがよく伝わってきます。 のどかな田舎で、朗らかな友達や純朴な少年との心温まる交流に、東京から来た青年という異物が投じられてどう変化していくのか、先を読むのが楽しみな小説です。