平穏主義 完結日:2014年8月7日 作者:平成辛未 評価:★★★★☆ 3.9俺は日高つとむ。人付き合いが苦手な、腐った学生だ。 平穏第一、平穏万歳。学校生活は平穏に限る。起伏が激しいより、波風ないほうが平和で何よりだ。 平穏は一日にして成らず!人との付き合いは、波風立てない!目立たない! 言いたくないが入学時点で友人は皆無……… …………当然か… 話数:全15話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:学園 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ボッチ 人間関係 同盟 学園 平和 暗い 無口 陰気 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
多くのぼっちの小説は、ぼっちだった主人公がモテはじめたり、力を持って注目を集めることで、読み手に爽快感を与える役割であることが多いように思える。勿論、それを否定しないし、そうじゃない作品もあるが、本作の良い点は、主人公が自分のぼっちの理由となる暗い所をどうにかしようと、色々な壁にあたりながらも頑張るところ。更に心理描写がリアルに描かれており、等身大の悩める高校生を見てるようである。後は本作で出てくる清永が個人的に好きになれた。ちょっと変な所がある彼との絡みも中々面白くて、笑いが出てしまう。なろう受けする小説ではないが、本作は面白い。途中で読むのを諦めずに、是非、最後まで読んですっきりして欲しい。そして、現状から逃げずに頑張る彼らの姿をみて励まされる方も多いだろうと思う。