評価：★★★★☆ 3.8
彼女が僕の前から姿を消して一年――西暦は２１９７年になっていた。
区域Ｃの外にある世界の退廃は、益々留まることを知らず、いよいよ強く警鐘が鳴り響いていた。注.自サイト＆FC2でも連載中です。
富士見ファンタジア大賞一次通過作品です。残念ながら二次は落選でした^。^;
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代：近未来
舞台：未登録
雰囲気：未登録
展開：未登録
その他要素
注意：全年齢対象
エデンの苑
完結日：2014年7月25日
作者：桶明日
平和で富に満ちた区域Cに住む学生の主人公縄田氷流と友人以上恋人未満の関係である白星苑華。しかし、苑華は区域Ｃの外で暮らす養父の元へと去ってしまう。その後、主人公は訳が分からないまま人生をめちゃくちゃにされます。設定やストーリーが丁寧に作り込まれていて、文章も読みやすいです。ディストピア物をきちんと読んだのは初めてなのですが、世界観に引き込まれ、登場人物も魅力的で一気に読んでしまいました。野薔薇と苑華が本当に可哀そうで可愛く感じます。この作品はファンタジア文庫に応募したものだそうで、作品のボリュームも丁度、文庫1冊分読むのと変わらないくらいです。小説を読み慣れた人ならわりと早い時間で読み終わると思います。