評価:★★★★☆ 4.1
「さァ、渡部灰李サマ――手ヲ、ソシテ望ミヲ」
不気味な能面が誘うは、『白』と『黒』の陣取りゲーム。
プレイヤーとなった、幼馴染の兄妹。白でも黒でもない、灰色の俺。――俺には、なにができるだろう。今も、互いに傷つき合う兄妹のために、なにをしてやれる?
「あなたには資格がある……あなたは、このゲームを変えられる」
代理人はワラう。罪は重なり山となり、俺の贖罪は、届かない。
※完結済。AnotherStory更新時のみ連載表示
雰囲気:未登録
展開:バッドエンド
注意:全年齢対象
――俺には、なにができるだろう。黒と白。対照的でありながら、最も似た2人、その狭間で揺れる灰色の選択は。彼は全てを塗り替えることが出来るのか。恐怖なんて、生ぬるい。純真なる恐ろしさに戦慄するだけ。緻密に描かれるのは【日常】そう、ただの日常でしか無い筈なのに……不可解な【非日常】日常が非日常に変わる瞬間。そんな物語です。読み始めたら、止まらない。物語に呑み込まれてしまいます。