評価:★★★★☆ 3.8
人型兵器が戦場を闊歩する近未来の世界。日系アメリカ人の少女、筑波九十九(つくばつくも)は民間軍事請負会社PMCブラスト社の非公式請負社員――傭兵として、東欧はスフェール半島の地に赴く。少年兵を指揮し、半島で虐殺を繰り広げていると見られる民族主義者グレゴール・G・ギーツェンを逮捕し、ハーグの国際刑事裁判所へ送るために。
兵器の優位を前に、任務は順調に進んだかに見えたが……。
ギーツェンは何者なのか。そして、動乱の背後に潜む、不都合な真実とは何か。
話数:全49話
時代:近未来
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
現代の傭兵、民間軍事請負会社PMSCs。人型兵器を手足と駆り、紛争地帯で“支援業務”に従事する少女の日々。――というのは表向き。襲い来るゲリラを退け、絶望にまみれた命を刈るうち、いつしか舞台は戦の闇へ。平和の裏側、栄光の陰。魔の巡礼にも似た、心の遍歴。救いは情、されど背反、殺すか死ぬか――そして心に闇が差す。錯綜する情報に踊らされ、鋼の意志に支えられ、心通わす情を知るとき、――事実は少女に牙を剥く。戦の真実。思惑の果て。戦う意味は。己の価値は。結論――(当局により検閲・削除済)