評価:★★★★☆ 4.3
俺の幼馴染のゆうちゃんは、ありていに言えばとても損な子どもだった――。
ゆうちゃんゆうちゃん、俺のゆうちゃん。君のためなら、俺はなんでもしよう。大人しい幼馴染を生徒会に迫害された主人公が、仲間を集めて仕返し逆転するストーリー。最初は暗いですが、基本はコメディ。変な仲間と共に送るにぎやかスクールライフ。2014年6月、完結しました。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:ギャグ
展開:未登録
注意:全年齢対象
あぁ、なんていうかこんな学校生活をおくりたかったなぁ、なんて思うぐらいハチャメチャで楽しくて、障害を乗り越えて一致団結して……本当の仲間なんだなって思う。ただそれだけで終わりじゃなくて、ゆうちゃんとそうちゃんの関係が想像以上に歪で言葉で言い表せないモヤモヤした感情が溢れて涙をこぼしり、2人の関係がこれでいいのかもよくわかりませんでした。けど、宴席で親たちが少しずつ向き合っていくのを見て、これで良かったのだと思いました。2人の歪で強固な絆がすっと捻れがなくなってすっきりしたものになりました。とても楽しく読み応えのある作品をありがとうございました。
比較対象とするのは、映画化もされた某青春小説や某作家の作品。私の中ではそれと比して遜色ないと感じました。ここで具体的な作品名や作者を言ってしまうとアンチを呼ぶような気がするので言わないが、本当に面白いと思う。 この作品はとある高校で、1人の少年が1人の少女の為に、イジメられた少女の為だけに立ち上がったことから始まる。 彼女をイジメる生徒会メンバーをリコールする為にエキセントリックな仲間が1人、また1人と増えていく。なぜか変人ばかりで皆要領は悪いけれど、真剣に楽しんでぶつかって結束を深めていく。 人との関わりを忌避して、上っ面だけ仲良くするような世の中と真逆な生き方をする彼らを、暑苦しいとかウザいとか言う人もいるだろう。 それでも尚、彼らは素敵だ。 物語が進むにつれ、単純なイジメで終わらない重いものが根底にある事に気づくかと思います。 実際に読んで、確かめて欲しい