ブラッディ・ノア 完結日:2014年9月8日 作者:璃人 評価:★★★★☆ 4「オレは……ミラに会う」 大陸暦450年、14歳の少年テオは、剣を手に旅立った。それが全ての始まり。魔導騎士の少年ディオスとの出会いが、テオの運命と正体、そして真実を終末に導くとも知らずに。剣と魔法と殺人兵器のダークファンタジー、ここに開幕。 ――生まれる前から、一緒に居たんだから……。 ※【2017/11/17】23章 亡国の王子テオ(2)◆印部分まで加筆修正しました。 ※【2018/1/8~】文章を再加筆中です。 話数:全120話 ジャンル:恋愛 異世界ファンタジー 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:西洋 雰囲気:シリアスダーク切ない 展開:未登録 その他要素 ミスリード 友情 双子 多重伏線 最初はコミカル 美形 自己犠牲 魔法 注意:残酷な描写あり なろうで小説を読む
剣、魔法、ドラゴン、人外……。「なろう」のファンタジーには頻出するワードであるが、この小説には他の「なろう」のファンタジーとは違うものがあると思う。まずは、キャラの造形・描写が他の小説と比べて大きく異なる。まるでわが子のように愛していなければできないキャラの心情描写や、詳細な造形や表情豊かな動きが、この小説にはあると思う。作者がキャラを本当に好きであるからこそできた描写であると思う。ストーリーも、「なろう」で流行りのものとは大きく異なる。コミカルな描写もあるが、その後は只管にシリアスでダークで血生臭い。そして、切ない。相当に練りこまれたストーリーであることが窺える。「なろう」で埋もれるには勿体ない、最高のファンタジー小説であると、自分は思う。