評価:★★★★★ 4.5
どうぶつたちが、なかよくくらす森の中に、ふるい、おおきなおおきな、かしの木が立っていました。
『かしの木じいさん』とよばれるその木のまわりには、たくさんのどうぶつや鳥たちがあつまってきて、いつもにぎやかです。
しかし、いつのころからか、どうぶつたちとなかよしだった『かしの木じいさん』は、おこりっぽくなって、どうぶつたちをよせつけないようになってしまいました。以前こちらに載せていた『樫の木じいさん』を絵本にして、ある公募に出しました。結果は一次予選すら通らず……(失笑)
そこでお約束どおり、こちらに戻すことにしました。以前の小説形式ではなく、絵本版です。
画像は、原画のサイズが大きくデジカメ撮影のため、あまり鮮明ではありません。あしからず。※同じものを自身のブログでも公開しています※
話数:全11話
ジャンル:童話
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
町のど真ん中で暮らしていると、触れ合う動物は飼われているペット、触れ合う植物は街路樹かせいぜい公園の木。そんな暮らしをしていると「おおきなふるいかしの木」やちいさな動物たちに出会うことがありません。ですが、森や丘があって古い木があって、動物たちもいて。いつかそれらは命を終えて、その躯は糧となって次の世代へと命が引き継がれていく――それを、思い出させてくれるお話がこちらでした。あたたかく、ちょっと切ない童話です。絵も素敵で綺麗で「光の木」の場面が一番オススメです。