評価:★★★★☆ 4.1
現代のダメダメ高校生、橇引行弓は陰陽師である。しかし、落ちこぼれ、オア必要なし放置処分状態。つまりは特に何もしない陰陽師である。
だが運命の歯車が回り始めた。行弓が式神と契約したのを切っ掛けに、事件が発生しだす。全国の妖怪を解放するために活動する新たな機関『百鬼夜行』が活動を始めた。そして行弓の前に勧誘の手が忍び寄る。
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キャラクターの細かく絡み合った設定と掛け合いに気合いを入れています。
妖怪好きの人や、バトルが好きな人も必見!!感想、レビュー、お待ちしております。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:ギャグ
展開:未登録
注意:全年齢対象
「特に何もしない陰陽師」と聞いて何もしないのかと思う方は多いかと思います。ですがその陰陽師はしっかりと何かをしています。この題名からしっかりと導入をされている作者様を尊敬いたします。さてこの作品は落ちこぼれ陰陽師を主軸としたお話だそうです。この陰陽師は妖怪にも優しいそんな陰陽師です。知らない妖怪なども出てきてとても表現豊かなそんな作品です。処女作でありながら高いクオリティをもつこの作品、ぜひ読んでみてください!
私は大長編を読むとき、サブタイトルをさらっと見渡して気になるページをチラ見することから始めます。本作で言えば、三百七話の湯船、三百二十話の女神などですね。どこが気になったかなんて細かいことはいいとして、とにかくこのページから読んでみようと、そう思ったわけです。で、読んでみた結果、私は思わずボソッとツッコミました。「・・・真面目かッ!」と。チクショウ、一ミリもえっちじゃない・・・。もとい随分硬派な作風だなと感心したので本格的に読み始めたのですが、三百話を超える大長編には苦戦しました。お盆休みの霊圧が消えるレベルでしたが、後悔はありません。欲を言えば毎日投稿の結果増えすぎてる感がある話を統合して読みやすくしてほしいなとは思いますが、自信を持っておすすめできる一作だと思います。
実は二百話から読み始めました。二百話からでも全然いけます。主人公引弓はあまり強くない陰陽師。ですが、綾文功刀とのやり取りは凄まじいです。体力戦もさることながら、頭脳戦を繰り広げる。途中から読んだのでバトル展開しか見ていないのですが、息をつく暇もないほどの白熱バトル。これが処女作というのは驚きです。ぜひお読みいただきたい一作です。
最初に、特に何もしない陰陽師、と書かれていますが、本当に何もしないわけではありません。登場人物同士の掛け合いに重点をおき、戦闘に力を入れる。それが作者である太刀風様のポリシーだと思います。実は、この作品、太刀風様の処女作だそうです。処女作でこれは相当レベルが高いです。どれだけ高い教養で勉学に励まれているかは想像に難しくないです。また、この小説には、私の希望もつまってます。立ち止まりそうな時、挫けそうな時、諦めそうな時。うん、全部意味は同じなんですが、小説が書けない時。『特に何もしない陰陽師』を読むと私もがんばろうという気持ちになります。元気をくれる小説だと思います。みなさんも、是非、元気をもらってください。そして、毎日を乗り越えるのです。それでは作者様のこれからの活躍をお祈りします!
タイトルの通り、太刀風さんはこれが初めての作品になるんですが──初心者にしては上手い、と思ってしまいました。大体の方は初めての作品は、語尾が『~だった』などの過去形で終わることが多いのですが、太刀風さんはそうなっていないのです。ですが、やはり欠けた点ももちろんあります。小説家になろう初心者の方々は『上手い作品から技術を盗むよりも、他の初心者の作品を見て“こうしたらいけない”という事を見つけた方がスキルアップに繋がるのが早いはずです』ぜひ一度、この作品を見て、良ければフレンドになって御互いを高めていって下さい。