何となく鉄道員になっちゃった　駅員編

1980年代前半に高校を卒業し、鉄道に全く興味が無いまま何となく鉄道会社に就職した星本光太郎が、会社と自身の考えや思いとのギャップに惑わされたり、自身の倫理観との違いに困惑しながらも少しずつ鉄道員になっていく物語です。入社した鉄道会社での新人研修が自分で思っていたものとは全く違う事に困惑し、駅での現場実習では指導員である松本の言動に人間性を疑ってしまい爆発寸前となるが、カフェのオーナー井ノ原とバイトの岩崎真梨子にアドバイスを受け、落ち着きを取り戻し何とか実習を終える事が出来た。だが研修を終えてからも常識外れな先輩達に翻弄される。真梨子の父の次の赴任先であるオーストラリアへ家族も同伴するという話に悩むが、一回り成長した時に真梨子を迎えると言う決意を固め、旅立つ前に写真婚を挙げた。
自分で成長したと確信がもてない光太郎の前に、真梨子一家が夏期休暇で一時帰国する。真梨子は離れて暮らすのはイヤだとオーストラリアには戻らず光太郎と生活する事を決める。自分で成長した証として車掌登用試験合格を入籍の条件と決める光太郎だが・・・