統合幻想のセカンドリアル

　異能という名で、魔術や超能力が日常の影に存在していた二十一世紀。
　それらが影ではなく表舞台に少しずつ出始めた二十二世紀。
　科学と融合し、幻想がファンタジーではなくなってしまった、二十三世紀。
　五感を伴った実体化ダイブを可能とする仮想空間、アストラルネットによって時代は駆け足で進んで行き、旧時代を置き去りにするほどの科学が浸透した新時代。
　異能と科学。その境界線が無くなった世界は決して歩みを止めず。
　電脳空間にも、現実世界に問題は山盛りで。

　体系化された異能力を『擬術』と呼び、異能と超科学が両立する世界で、異能力者は擬術行使者（メディエイター）と呼ばれていた。
　擬術行使者（メディエイター）の少年、天野誠司（あまのせいじ）は、今日も面白事件から難事件まで、様々なトラブルに挑み巻き込まれていくのだ！
　二つの空間を股にかけＳ（全てご都合主義理論の超擬術）Ｆ（ファンタジー）物語。異世界ファンタジーじゃなくたって、ハーレムは出来るかもしれない！