３１人を犠牲に俺は生き残る

突如薄暗い密室に監禁された主人公とクラスメイト31人。監禁され数日が過ぎたときある事件が起こり、最終的に主人公だけが生き残る。犠牲となった31人の命を無駄にしないために悲劇を作り出した黒幕を殺すことを目的とし、異世界を放浪する。あらすじはだいたいこんな感じです！ぱっと見でわかるように結構ダーク成分が多めでした！ただ、展開自体はかなりスムーズですし、軽めの日常系の話もあるので読みやすかったです。というか終盤の展開は早すぎてびっくりしました 笑この作品、人によってはバッドエンドになると思います。それかトゥルーエンドですかね。ハッピーエンドでは流石にないかなあという気がします。ただ、ハッピーエンドが好きな私でもオススメできる作品です！31人のクラスメイトの死を糧に姿もわからない相手の復讐へと向かう主人公、是非一度読んでみてください！

物語序盤で主人公の少年はぶっ壊れますちょっと見には普通　受け答えも普通　所作も普通　感受性も普通でも　自らに与えるべき慈しみを失います”自分たち”を痛めつけた隔意（かくい）に最後まで抗い自らの心を燃やし尽くすモノの物語せっぱつまった行動を強いられ続け　救いは少ないですが駆け抜ける生き様を追いかけられるのは　この作品ならでは本編は基本一人称視点で語られる構成で緊張感が持続します・圧倒的スピード感で魅せる戦闘シーン描写・文字でありながら息を呑むような驚きを与えてくれる演出・強い存在感で闘いを彩る敵キャラとモンスター・おかしなサブキャラたちとの愉快なやり取り・全編を通じてダレることなくエンディングまで駆け抜けるシナリオ一気に読み終えてしまうこと請け合いです