評価:★★★★★ 4.5
●1853年:浦賀沖に黒船来航。●1872年:世名(Sénat)評定(議会政治)発足。●1894年:永世中立国宣言。●1999年:太陽面爆発。●2000年:日本で初のヌエを確認。●2003年:第1次日本ヌエ大襲来。地下移住計画・建築物補強計画開始。●2004年:国民に簡易装甲強化服支給。●2006年:ホソダグループが生体甲殻機および高濃度塩水を使用した各種武器の構想を発表。●2007年:第2次日本ヌエ大襲来。●2011年:ミツバグループが生体甲殻機の実用化に成功。各国のメーカー数社が生体甲殻機の量産および応用開発を開始。●2012年:民間支援要請法成立。日本軍がミツバグループの生体甲殻機を暫定制式採用(後続改良機を含む)。ホソダグループが独自の新技術を多用した生体甲殻機〈ヨリマサ〉を発表。●2014年:第3次日本ヌエ大襲来。●2015年:〈ヨリマサ〉の量産機〈ヨリマサ拾伍〉を発表●2017年:〈ヨリマサ〉販売不振によりホソダグループが生体甲殻機事業を分社化。ホソダ生体技研を設立。●2018年:ホソダ生体技研が〈ヨリマサ拾八〉発表。運用試験課発足。●2019年:〈ヨリマサ拾八〉海外で受注。発注元の要望を反映し〈ヨリマサ拾八改〉で納入。●2020年:〈ヨリマサ拾八〉の改良版〈ヨリマサ廿〉発表。
(※進めているうちに設定解説や情景描写、戦闘描写の練習作品になってしまいました。至らない点が多くありますが、なにとぞご容赦ください)
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
明治維新を経ずして近代化を成し遂げた日本。その21世紀を脅かす、異形のモンスター。迎え撃つのは、民間会社が運用する全高9メートルの生体兵器。 独創性抜群の和風ロボットSFです。 既存のSF、アニメ作品の要素が皆無という訳ではありません。しかし、積み上げられた諸々の要素が、驚くほどの異彩を放つ作品世界を構築しています。 大きな文量を占めるのは戦闘シーン。主観を排すべく多用された擬音に彩られる、臨場感あふれた市街地戦は、迫力満点。 激しい戦いの渦中で展開される、凄惨で悲愴なドラマ。その描写はひたすら抑え目で叙事的。リアリズムが、静かに胸を打ちます。 18万字で完結したばかり。特にお勧めしたいのは、社会人読者の方。 この作品の中で戦うもう一人のあなたに、どうぞエールをお贈りください!