評価:★★★★☆ 4.3
40代のベテラン賞金稼ぎが銃を捨てたとき、彼は後にアーディナル全土を震撼させることとなる、前代未聞の大事件を巻き起こす。
8023年、世界大戦の終結から30年。
失われた伝説の剣を手に入れ、一躍有名になった謎の男、リゲル=シーライトとは一体何者だったのか。
これは“天才詐欺師”が世界を騙すに至るまでの、真実の記録である。※ずいぶん昔に電撃小説大賞で4次選考まで残ったことのある、思い入れのある作品です。
同じ世界観をベースにした『コートボニー教授の永続魔石』が書籍化したので、記念に改稿してはっつけておこうと思います。
全面的に改稿してゆくつもりですので、投稿は不定期になるかと思います。(`・ω・´)
※2月15日、投稿完了しました。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象
世界大戦から30年、元連合軍兵士リゲルは大陸東部の町ミッドスフィアで賞金稼ぎをしていた。賞金稼ぎといっても魔法銃を片手に悪党どもと渡り合うなんて事はなく、賭博の席でイカサマをして情報をかすめ取り先回りして罠をはるという、しがないものであった。しかしある日、街を占める大悪党たちとの賭博の席で大戦時に英雄に振るわれその後の行方が分からなくなっていた『英雄の剣』の在り処に関する情報を得てしまう。まさしく桁の違う『英雄の剣』に懸けられた賞金を手に入れようとリゲルは人生最大の賭けに出た。そして始まる大陸を巻き込むリゲルの大嘘と『英雄の剣』の裏で蠢く大陸の闇の行方は—–という様な話。嘘を誤魔化そうと色々画策する見苦しいリゲルですがストーリーが進むにつれ段々かっこよくなり、最後はこいつこそ主人公だ!と思わず笑ってしまいました。完成度が高い作品なので是非読んでみてください。