光と水の語り草 完結日:2015年2月15日 作者:九藤 朋 評価:★★★★☆ 4.1幼いころから二人だけの世界で成長していく従兄妹・密と渓。彼らはまた、前生においても神として在り、愛し合っていたがその愛情の過激さゆえに非業の死を遂げた。今生で、二人はどのような物語を紡ぎ、生きて行くのか。「吹雪となれば」、「白い現」にも登場した理の姫とそれを守る花守・水臣のその後のお話。 星空文庫でも掲載予定。 話数:全17話 ジャンル:恋愛 現実世界恋愛 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 兄妹 古事記 寺 幼馴染 悲恋 日本神話 生まれ変わり 神 花守 身分差 龍 注意:R15 なろうで小説を読む
身分の違いにもかかわらず恋に落ちた、理(ことわり)の姫と、彼女を守る「花守」であった水臣(みずおみ)。非業の死を遂げた二人は、やがて従兄妹として生まれ変わるのだが……神界から戦国武士に至るまで、さまざまな前世を持った転生者(+神様若干名)が一堂に会する、この手のジャンル好きにはたまらない一作。主役二人は、ざっくり言えばバカップル(←ちょっと待て)なのですが、その分、ヒロインを陰ながら見守るほかの花守たちだとか、脇を固める大人のお兄様お姉様たちだとかが引き立っていると言える、かも。あらすじに「その後のお話」とあるように、これは別作品の後日談にあたるものなのですが、話数も15話と長からず短からず、ほかの輪廻転生を題材とした作品と緩くつながっているようなところもあるので、むしろ、これを入門編として、ここから長編作品の方へ徐々に手を広げて行くという形もありなのではないかと思いました。