評価:★★★★☆ 4.3
『シアの下僕になってくれる?』『いいだろう。下僕になってやる』男が契約した少女は、不老不死の魔物(花鬼)だった。少女を狙う人間達は男の力に愕然とする。男もまた魔物、それも最強クラスの魔物だったからだ。……人間を魔物化させるDenaturation virus(変性ウィルス)。感染者を『魔物』と呼んだ時から悲劇は始まっていたのかもしれない。………『欲しいのは不老不死の秘密よ』『つまり、あの少女を手に入れれば、あの男も自由にできるというわけですね』『間違いなく脳に爆薬を埋め込むだろうね』『貴様だけは殺したかったぞ』『おれはすでに死んでいる。あのゴランの高原で。魔物に殺された』『あんたはどっちの味方なのよ』『世界のバランスを崩してはならない』『全てを滅ぼした(無にした)後、我は神として降臨する』………人間と魔物の欲望と狂気、殺意と憎悪が交錯する中、少女の祈りは届くのか。――――――――『かみさま。どうかこのひとがしあわせになりますように』
話数:全132話
ジャンル:現実世界恋愛
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
話数が100話を超えていて、ちょっと読むのにためらう方もいるかもしれません。 ですが何も考えず、とにかく第一話から開いてみてください。 作者は実はプロ作家で、余興としてここに投稿しているのではないかと思っちゃうくらいの(すばらしい)内容です。 小気味いい会話のやり取り、無駄のないストーリー展開……題材が分かりやすい分、随所で作者の光るところが垣間見られます。作品で見られる特徴のすべてが、相当な力量がないと達成できない特徴ばかりです。 読み手の方には至福の時間を、書き手の方には豊かな鉱脈を提供してくれる作品が、はたしてここのサイトにどれくらいあるでしょう(少なくとも、この作品こそがそんな作品の一つです!)。 あと一話で完結してしまうその前に、ぜひとも多くの人に読んでもらいたいと思います。