彼女はくちづけで生かされている 完結日:2015年4月12日 作者:夏澄 評価:★★★★☆ 4.1〝つがい〟――他者からのくちづけによって生かされる者。 その中の一人、綾音はつがうべき相手(孝仁)に置いて行かれた。緩慢に弱っていく体で生きる綾音の前に、孝仁の代わりに現れたのは獣のような男。彼との出会いで変わりゆく自分に綾音は戸惑い、そして惹かれていく。 話数:全10話 ジャンル:恋愛 現実世界恋愛 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:ハッピーエンド その他要素 つがい 別れと出会い 注意:R15 なろうで小説を読む
つがい。それは、他者からの口付けがないと生きられない者。 つがいである綾音は、誰かに口付けしてもらうことで精を定期的に抜いて貰う必要があった。 そうでないと精が体に溜まり弱っていく。 つがいにはつがうべき相手がいて。 綾音の相手は、他の人と駆け落ちしてしまった。 そんな綾音の前に現れたのは、彼とは全く違う獣のような荒々しさを持った男。 彼、斉冶もつがうべき相手に逃げられた男だった。 あてがわれたつがいに選ばれなかった二人。 あの人以外になんてと思いながら、斉冶に惹かれていく綾音の様子にドキドキします。 家に決められたつがいが全てだと一途に思う綾音と、つがいを大切にしたかったのに逃げられた斉冶。 二人は純粋でよく似ています。 すれ違い、惹かれあっていることを認められない二人。 強引な癖に肝心な所で手を離してしまう斉冶にヤキモキ。キュンとしたい方にオススメです!