評価:★★★★☆ 4.3

 雪が過去の文明をダンジョンに変え、人々はその遺産を頼りに今日を凌ぐ未来。主人公のカストルは凶暴化する能力を抱えた妹、ラキを救うため、決闘で日銭を稼いでいた。しかし、妹を拘束していた家が街の名士である「ママ」のおせっかいで破壊され、妹の病状が知られてしまう。そんな中、決闘で対戦したサイボーグの少女クレバスに、ラキを無事拘束することと引き換えに、ダンジョンの探索を持ちかけられる。
 ダンジョンで遭遇したのは、イバラと名乗る少女。彼女は、極寒の世界で貴重な植物を作り出し、カストルの病を見抜く目を持っていた。だが、ママの座を奪おうとする政敵にイバラは掠め取られ、カストルも謹慎の憂き目を食らう。政敵がなぜイバラの存在を察知できたのか? その謎を追うクレバスが辿りついたのは、ビトウという男。しかし、彼は黒幕ではなく、イバラは真の黒幕・真保呂朱炎の手に落ち、さらにカストルたちが暮らす街に惨劇をもたらした。ダンジョンに囚われたラキとイバラの奪還を目指すカストルとクレバスのコンビにビトウも加わり、クレバスは無事イバラを救出する。一方、別行動でラキ奪還を目指していたカストルは、朱炎との交戦の果てに病死してしまう。だが、ラキとビトウの奮闘の末にカストルは蘇り、圧倒的な力で朱炎を倒す。
 限界を超えたカストルは再び死の床につくが、朱炎は、中央施設のメインシステムに寄生した人格データとして生きていた。街の中央施設そのものが巨大ロボットに変形し、一行に襲い掛かる。その時、イバラはカストルの最期の力を利用し、その体を樹木の巨人に変え、中央施設を打ち倒す。その過程で再度蘇ったカストルは、クレバス、イバラ、ラキとともに街の外に旅立つ決意をするのだった。


話数:全10話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素