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 濡れたスカートも気にせず椅子に座る。季節は秋だけど、地球温暖化だとか、異常気象だとかで気温が高いため、寒くはない。でも、お尻が気持ち悪い。前髪から落ち、ぽたぽたと跡を作る水滴を見つめる。
 これは何? 雫? 涙? わたし泣いてるの? 分からない。分からない。どうしてこうなったのか分からない。これは何? 怒ってる、恨めしい、悲しい、苦しいの、諦めた。自分でもよく理解できないけど、躯の底から確かに湧き出してくる。
 分かっているのは、この環境に馴れはじめて、麻痺しだしたこの感覚だけは嫌いだということ。


話数:全17話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素