評価:★★☆☆☆ 2

 村木正太郎は小学五年生。茨城県牛久沼の近くに住み、父の隆正は和菓子職人で、母の里子と、正栄堂という和菓子屋を営んでいる。
 正太郎はソロバンを習っている。それは正栄堂を切り盛りしてきた祖母貴美の「計算は大事」という信条からで、正太郎は、もともとはっきりした性格ではなかったから、特に疑問にも思わず通っていた。
 その祖母も、一年前にケガをしてから、部屋にこもりきりになってしまい、今は正太郎の母、里子が中心に店を守っていた。
 ある冬の日、ソロバン塾の帰り道に、どうしても小便をがまんしきれなくなった正太郎は、人通りの少ない川のほとりに降りて、用を足し、その暗闇の中で、河童に出会ってしまった。


話数:全7話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象