評価:★★★★☆ 4.3
何を隠そう俺は天地創造の神である。
日夜人類文明の発達と世界平和の為に絶え間ぬ努力を行っているのだ。なに?どんな世界を創造しているのかって?そりゃぁ、俺の素晴らしい創造主センスにかかれば、ユートピア・桃源郷の様な夢の楽園である事を保証しよう。
お前が望むなら、この世界に生み出してやってもいい。なぁに、感謝の印に存分に崇め奉っていいぞ。遠慮する事はない。まぁ、まだ見習いなんだが、それは些細な事だ。あぁ、それと。1話までは本編とも関係あるが、プロローグ的な内容だ。
俺の威厳ある姿を拝みたかったら、ぜひ2話までは我慢して読んで頂きたい。
なんでこんな事まで知ってるかって、勿論神だからさ。実は更にぶっちゃけるとな、本当の意味で話が始まるのは、12話からなんだ。だから、推理小説で最後のページ開いて、犯人の名前と動機を読んでから1ページ目を読みたい。なんて奴は12話から読んで良いと俺は思うんだ。
勿論、1話目から順番に読んで貰って越したことはないが、前後関係はあるが基本1話完結の内容なんで、世界観とかネタばらしの順番とかどうでもいい。とか考えてる奴は、気になるタイトル開けば良いんじゃねぇの?とかマジで思う。所詮神の戯れだ。適当に楽しんでくれ。
話数:全40話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
欲丸出しで自信過剰、けど悩みながら、苦しみながら、世界を生み出す神様。それが、主人公の「俺」。さて、こうしてこの7神の主人公の性格を自分なりにまとめてみたわけだが、この作品にはどんな作品以上に主人公の彼へ、共感し自分を投影してしまう作品ではないだろうか。創意工夫が裏目に出てしまう、うまくやったつもりで失敗してしまう。こういった、「どうしてなんだ?!」という経験は誰しも持っているのではないか。そしてそれが、悩みや、時に痛みとなることも。けれどめげずに、愚直なまでに自分のやりたいことを実現しようとする彼に、いつしか惹かれ、馬鹿馬鹿しいその夢を応援したくなってくる。一話完結の読みやすさ。天才的文章力とギャグセンスの融合。だが、それ以上に。この、馬鹿で愛おしい主人公にこそ、この作品の魅力が詰まっている。読めばきっと、貴方も「俺」教の信者になるはずだ。
本作は、神様の異世界創世記!ただこの神様、ものすごく煩悩に溢れてる主に女の子にモテたいって動機で、壮大な世界を作りまくるよ!わかるよ、女の子に崇められたら最高だよな……!魔法少女の存在する世界もあれば、触手だらけのバイオハザード世界!学園ラブコメもあるよ!そして、それらに主人公が介入していくなろう異世界もののバラエティーパックだけど、一つ一つの世界観が濃厚だディモールト・ベネ!(非常によしッ!)「よっしゃ!これだけ世界を好き勝手出来るなら、ハーレム楽勝だろ!ひゃっはー!」と、思った神様だったが……アレ?創造世界の人類たち、かなり強い……(色んな意味で)神様も試行錯誤を繰り返し、成長している。でも、各世界の方が予想もしないほうに転がっていく……!この世界、一体どうなるんだ?!基本一話完結!神様と一緒に、泣いたり笑ったり慌てたりしながら、世界創造を見届けよう
主人公はなんと、神。それも天地創造の神である。全知全能、無敵の唯一神……かと思いきや。今までの神のイメージを根底から覆す勢いで次から次へと色々やらかしていく。というか色んな連中から弄られ過ぎである。とにかく翻弄されまくる。ある時は主人公の身近な人物(?)から。ある時は作った世界に住まう住人達から。またある時はその世界のシステムそのものから。主人公はそれでも自らの煩悩を滾らせ、自らの欲望を叶えるために骨を砕く。ある時はハーレムを実現するため。ある時は俺教の布教。またある時はエロ。というか主にエロの為である。自分の欲望のための素晴らしい世界を実現できるかと思いきや……。この続きはあなた自身がこれを読んで確かめて欲しい。基本的に1話完結形式。7000字程度。サクサク読めて大ウケすること請け合いだ。そしてあなたも、主人公のこんな声を聞く日が来るに違いない。こんなはずでは、と。
主人公は世界を創造する神様見習いだ。前回の天地創造でチート種族を創りだして、先輩神様から怒られて、次の天地創造で『古代文明の繁栄と平和の維持』を課題として与えられた。そんな処から物語りは始まってゆく。主人公は新人らしく、様々な失敗を繰りかえしてそれを教訓に学んでいくのだが、コメディータッチなお話有り、切ないお話有り、等々色んなepisodeが詰まっている。私のお気に入りは主人公が救世主 ジャンヌのような存在を創ろうとするところ。生意気な性格に育ってしまったけど、しっかりと主人公を敬っていた処が切ない。この作品は短編の集合体のようなモノだと思います。細切れに読めるので時間のある時、一話ずつ読んではどうだろうか?
“結論から言いますと、『読み易い!&面白い!&深い!』作品でした!私はアラサーの女ですので、主人公を母親目線で、「この子ったらもう、仕方ないわねぇ!」という風に見ておりました。(笑)。ストーリー自体に関しては、物凄ーーーく語りたいのですが、ネタバレになってしまうので、無念のお口チャックですが、読んでみると理解して頂けるかと思います。私は普段、他サイトで活動しておりまして、このサイトでは、1頁の後に作者の解説や予告があったり、少し違和感を持っていました。(やば……ごめんなさい……)。しかし、その解説も含めて魅力的です。作者様の作品に対する愛情と、人柄が滲みでているのではないかと思います。ジャンルが、””コメディー “”だという通り、思わず吹き出してしまいます。しかし、ガツガツしておらず微笑ましい笑いです。それでいて、説教臭くなく自然と考えさせられる……素敵な作品です!”
【神様】と聞くと大半の方はやはり荘厳な、神々しい存在を思い浮かべるのではないでしょうか? この作品にはそんな神様たちは一人(一神?)として出てきません! 主人公は一人の青年。 世界を創造するという正に神の仕事を手掛けています。 そんな彼ですが、普段は至って普通に笑い、悩み、時に悲しんだり……あるいは煩悩のままに行動してみたりと神様にしてはだいぶ親近感のわくキャラクターになっております。 神は成長しないと言われておりますが、彼は世界を創造する中で色々なことを学んでいきます。 一話から最後まで、少しずつ成長していく少し変な神様の物語を是非とも見て頂きたいです。 なお、ストーリー構成は一話完結ものになっており大半が軽い感じのコメディーなので読みやすさも抜群です。 しかも所々にはシリアス展開も入り、それがコメディーに飽きの来ない良いアクセントになっています。
彼岸明さんの「7日目神は休んだ」。私は、この作品には2つの大きな魅力があると思います。 まず一つ目は“7神は一話完結形式”だということです。このお陰で読者は各話を独立したものとして見ていく事ができます。しかもまとまりがあり世界観豊か、その上思わぬ展開があるので読者を飽きさせません。 二つ目は、“各話の主題”です。この小説では主人公が天地創造を行う度に、主題が提示されています。いえ、主題というよりは『イソップ童話』や古典の教訓に近いでしょうか。主人公を見て笑うもよし「あ、自分も似たようなことが……」と自らを省みるもよし。もしかしたら、主人公に新しく学ぶことがあるかもしれません。 7神は作者さんの大きな愛と熱意を思わせる作品であり、また我々を温かな心にしてくれる作品でもあります。読者をぐっと引き込むこの作品。笑いたいとき、一息つきたいときに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?