評価:★★★★☆ 3.9
与えられた『勇者』としての役割を終え、一葉は故郷へ還る――はず、だった。瞬きをした一葉の視界に映ったのは周りを取り囲む物騒な人々。戸惑う彼女のすぐ近くには怪しげな中年男性。罵倒の言葉を浴びせかけられた一葉は反射的に『相棒』へと手を伸ばした。 『コトダマ』と『狛犬』と高精度の『嫌な予感』を武器に、元女子大生は異世界で生きていく。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
注意:残酷な描写あり
『流界の魔女』は主人公が召喚された世界が本当に有るのでは?と思わせる程にしっかりとした世界観を持つ作品です。また、主人公を取り巻く登場人物達も魅力的でありながら、人間としての狡さや厳しさ、弱さを、ちゃんと持っていて、違和感なく物語世界に入り込む事が出来ます。人間の良いところだけでなく、醜さや弱さが描かれているからこそ、主人公の二度召喚された者としての、孤独や絶望、差し出された真心に対する感動がリアルに胸に響いてくるのです。是非、一読を!きっと、この世界にハマルはずです!
ワケも分からぬままに異世界へと召喚され、魔王打倒を強制される主人公。帰りたいが為に戦う。生きたいが為に殺す。 そんな苦悩の末に、遂に魔王を倒した一葉。 しかし魔王を倒した後、再び異世界へと召喚されてしまう。 そんな新たな世界で出来たのは、友達と家族。泣けて笑える、ちょっぴり怖い。でもとても心温まる、素敵な物語です。・追記一葉カワイイ!!
異世界に訳が判らないまま召喚され、強制された己の使命を命がけで果たし、全てから開放されようとした瞬間にまた異なる異世界に召喚される理不尽。そして新たに召喚された異世界でも次なる使命を背負わされ、心身ともに傷つき疲弊していく主人公の一葉。神に運命を弄ばれたかのような彼女の運命はどこに転がっていくのか……。物語の序盤は一見するとシリアスな展開に溢れているように思えますが、読み込んでいくと温かい物語の本質が見えてくる良作です。主人公の一葉と、彼女を支える表情豊かな様々な登場人物。個性的な彼女達が織り成す豊かな人間模様の本質を捉えることが出来た時、極上の読後感を得られる事と思います。様々な思いを抱かせる『流界の魔女』お勧めです。未読の方は是非読んでみて下さい。
いきなり異世界へと勇者として召喚されてしまった女子大生。元の世界へと帰るための苦難の末に、更なる異世界へと召喚されてしまう。その新たな世界で心弱き故に強いヒロインは何と出逢うのか?ヨォーシ、真面目モード終わり!簡単に言っちゃうよ!惚れちゃうような可愛いヒロインが異世界で真っ黒い陰謀に巻き込まれて、これまた可愛いらしいお姫様や、私としてはとてもイケ好かない宮廷魔導士たちと交流を交わしながら、これからどうなることやらという話である!私は一つ、言いたい!クソォ~、ウィンめぇ~!一葉は俺のものだぁ~!届かない想いですね、分かっているさ…。これからの一葉たちと、“文華の賢者”ことblazeblueさんの活躍に期待する作品である!