評価:★★★★☆ 4.2
"少騎士"ユーステットは、幼い頃から騎士に憧れる少年だった。そんな彼が今所属しているのは、エレム王国騎士団・第14小隊。そこは齢23歳にして"法騎士"という称号を得た、女騎士シリカが隊長を務める小隊であった。凛として美しい外見とは裏腹に、一騎当千の実力とお堅い頭、そして一部では鬼軍曹とさえささやかれている程に部下に厳しいシリカ隊長のもと、小隊の仲間達と共に日々を歩んでいく少年騎士。これは、剣と魔法が人々の心を強く支えるこの世界で、平凡な騎士の一人として生きていくはずだった少年の日々が、ゆっくりと激動に巻き込まれていくお話です。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
隠れた名作。今まで知らなかったことが悔やまれるほど面白い。話が作り込まれており、特に各キャラクターが皆にストーリーがあり話に引き込まれる。小説になろうに雑多にあり溢れている作品とは一線を引き、下手な書籍なんかよりもよっぽどクオリティが高い。異世界転移・転生が多すぎて少し食傷気味という方にオススメ。おそらくどの世代の人でも楽しめると思う。すべての人に勧めたい名作。
他の作品に埋もれている名作です。完結済み文字数、ストーリー、登場人物、どれも一級。かつ男性でも女性でも楽しめると思いますよー。言っておきますけど転生物ではないです。チートもない。ハーレムとかいらない。とても噛み砕いて物語を説明するとですね部下の少年騎士と上司の女騎士、2人の成長物語なかなか殻を破れない、しかし素質抜群の少年騎士少年騎士を立派な騎士に導こうとするも、不器用な接し方になってしまう女騎士そんな2人が切磋琢磨しながら、魔王軍と戦い仲間を失ったり、昇進したりって感じ。個人的には戦闘より男と女の関係になりきれない、上司と部下、師匠と弟子、このもどかしい関係を見守るのがすごい面白かった。そして、キャラが濃い14小隊のメンツ。おっさんが活躍するのもなんか好き。この作者さんの文はさっぱりしてて、なんかいい。不思議な魅力がある。以上
ストーリー自体は純王道で比較的にどんな人でも楽しめる内容です主人公を取り巻く様々な登場人物達 一人一人が本当に個性的で読んでいく内に徐々に引き込まれていきます。初めは主人公の遅い成長にヤキモキしてしまう人もいるかもしれませんがそれこそがこの物語の醍醐味です。一度ハマってしまえば300部はあっという間に溶けていきますよ。登場人物達の戦う理由あるものは「国のため」あるものは「仲間のため」あるものは「生き残るため」あるものは「己自身のため」様々な思いが交錯する戦場の描写は圧巻の一言に尽きます王道ファンタジーが好きならば一度は読んでみては?
レビュー数、ポイント、ブックマーク数、様々な検索方法で面白い小説を探して来ました。評価と内容が釣り合っているものもあれば、評価高いけど実際は、、、というものも少なくない昨今、そういったものに埋もれた名作を探すことは本当に難しいことです。そんな中、たまたま見ていた新着レビューから、この物語に出会えたことは本当に幸運でした。たまに誤字脱字もありますが、それが気にならない程の重厚な世界観と破綻なく先の読めないハラハラするストーリー、冗談ではなく本当に手強い敵、何より2人の主人公だけでなく、数多いサブキャラまで1人1人がまるで生きて、人生を歩んで行く様が見え、挿絵がなくとも見た目や表情がありありと想像出来る筆力は圧巻です。終盤に近付くにつれ読み終わり、彼らの物語をこれ以上追えなくなることが寂しくなる。心から誰かに勧めたい、もっと評価されて欲しい、掛け値の無い本物の名作です。
『剣と魔法の世界』『友情・絆・家族』『息詰る大迫力の戦闘』『成長していく主人公』『敵の強さと怖さが超伝わる!』上記のどれかがピピッと来たなら、是非ともどうぞ!文章量が多いですが、イメージが容易な文章なので、自然に読み進められます。それもこの小説の大きなポイントですね。チートや俺様TUEEEに食傷気味な方には特にオススメ。これが本当のファンタジーです!恋愛要素は少なめ。その代わりキャラを好きになれる要素がてんこ盛りなので、読み手がキャラ達の恋愛を想像して楽しむ、という読み方だって出来ますよ^^