評価:★★★★★ 4.5
『その紫の瞳が誰を見つめようと、いまさら他の者など愛せない!』
感情によって瞳の虹彩の色が変化するのは、神の娘と呼ばれる皇女(ひめみこ)の証。
東の領地、エデンの皇女であるアミーナもすでにいくつかの瞳の色が覚醒していた。アミーナは百年に一度の神儀参りの為に旅に出る事になり、守り人の二人、騎士ロギと少年ダンに守られながら神の社へと進んでいく。
だが、旅を楽しむ間もなく、アミーナに忍び寄る正体不明の刺客。
狙われる理由もわからないまま、新たな仲間と共に先を急ぐのだが……。そんな中、アミーナの最後の虹彩の色、恋心を表す紫色が覚醒し、仲間たちとの関係も均衡が崩れ始めてしまう。
深く愛するがゆえに、破滅へと突き進む者。
それぞれの誰かを想う歯車が、少しずつ掛け違えられていく……。
アミーナを取り巻く人々の想いと秘密、そして全てが明かされた時、皇女は神の社で何を願うのか。
話数:全52話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
お話が進めば進むほど、感情が揺さぶられて揺さぶられて渦のようになりました!千切れそうなほど苦しくて、どうしようもなく儚くて、そこから何を得るのだろう、何を選ぶんだろう、どんな風に強くなっていくんだろうと、夢中で追い掛け続けてしまいました。大切なもののために諦めようとすること。汚れていくこと。弱くなること。強くなること。貫き続けること。何もかもが胸に響きます。自分がどこにいるのか、忘れました。それほど素敵でした!夢中になるお話を、本当にありがとうございました!