評価:★★★★☆ 3.9
ラーメン職人、佐野二郎は交通事故で一度死んだ。
しかし異世界のただなかで彼は目覚め、ドワーフと呼ばれる者たちに囲まれて暮らすことになる。
極上のラーメン作りを二郎は異世界で成し遂げることができるのか?
異世界ラーメン流離譚、ここに開幕!!登場人物紹介
佐野二郎 主人公
猫舌くん ドワーフの若者
親方 ドワーフの食品工房責任者
白エルフ娘 厨二病で騎士かぶれ
白エルフ父 上記の父で長寿
白エルフ料理長 上記二人に仕えるイケメン
黒エルフ娘 超エルフ級の肢体の持ち主
黒エルフ父 上記の父で異世界ヤクザ
青葉すみれ 東日本ラーメン女王※おかげさまでめでたく完結することができました
話数:全70話
ジャンル:料理モノ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
昨今流行の異世界飯モノの中でも異色なラーメンをチョイスした作品です。ドワーフとラーメンという組み合わせは真新しさと同時に、濃厚なスープの麺をすすっていそうな彼らドワーフたちのイメージが、タイトルだけで立ち上がって来るのがいいですね!ファンタジーものらしい様々な人間味あふれるキャラクターたちが出てくるのですが、ラーメン通の方ならクスリとくるような人物たちのネーミングあり、定番のヒロインキャラありと楽しませてもらえますが、わたしは猫舌くんが一番のお気に入りのキャラです。後半に進むにつれて複雑な人間模様が広がっていき、やがて最後にタイトルが回収されますが、それは最後まで読まれた際のお楽しみですね。推しヒロインは黒エルフちゃんです。
※55話まで読んでのレビューです。 テーマ性がはっきりしていて、読みやすかったです。主人公とその周辺が、互いに振り回して振り回されて、と忙しい展開ですが、基本的なスタンスはしっかりしているので、混乱なく読めました。 料理の描写も、くどくない程度の薀蓄を含みつつ、明確な目的があってそうする、というキャラクターの職人的表情が出ていると思います。 ただ、対比とするために異世界現地の料理について、もっと描写があっても良かったと思います。驚きは常識との差異が大きい程インパクトがありますから、ドワーフやエルフの食に対する常識についての下地がもっとあれば、主人公が作るラーメンに対する彼らの驚きが、もっと良く伝わったかと思います。 食というテーマから離れない位置で、複雑な人間関係が描写されているのは流石です。 続きを楽しみにしております。
題名に常連客の大半がドワーフとありますが、異世界に迷い込んだ主人公の次郎さんは自身のラーメン道を極めるための旅に出ます。 ちょっと、もとの世界には戻らなくてイイのか!! とツッコミも入れたいけれど、どこ吹く風で彼はひたすら究極のラーメンを追い求める。 中二病の可愛いエルフ娘につきまとわれようが、ライバルであるラーメン職人の女の子が同じく異世界に迷い込んでこようが、次郎さんの頭にあるのはラーメンのことだけ。 というか、ラーメンが恋人だろうと突っ込みたくなるラーマン馬鹿さんのお話です。 そして、ここの感想では熱いラーメン談義が勃発していますWW