評価:★★★★☆ 4.2
「相馬君。世界は今日滅びるわ」
クラスメートの詩織から告げられたその言葉からすべては始まった。現世と魔界をつなぐ扉が開く現象“魔都生誕”の影響から奇跡的に生き延びた高校生・相馬樹流徒(そうまきると)は、事の真相を探るべく人々の骸が横たわる封鎖された都市で一人行動を開始する。
行く先々で襲い来る悪魔を倒し、彼らの力を吸収する樹流徒。彼は自分の肉体が怪物に変わってゆくことに戸惑い苦悩しながらも、譲れない目的のために戦い続ける。
あるとき樹流徒はひょんなことから悪魔が集う小さな酒場で情報収集をすることになった。それをきっかけに物語は動いてゆく。
“天使の犬”と呼ばれる人間の組織や謎の第三勢力が出現する一方、現世で暗躍する悪魔たちは市内のあちこちで謎の儀式を繰り返す。やがて聖界から現れた天使までが絡み、事態は混迷の度合いを深めていった。
そして遂に悪魔たちの目的が明らかになったとき、樹流徒の冒険は現世から魔界へと舞台を移してゆく。
バルバトス、バフォメット、ベリアル、ドミニオン、そしてミカエル。総勢100種を超える天使と悪魔が登場。絶望の淵から這い上がり真実と未来を掴み取るバトルアクションダークファンタジー。
話数:全359話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
悪魔倶楽部、なろうではあまり表舞台に立たないであろう作品です。私はこの作品の世界観が大好きです。コンビニ弁当を求める悪魔、姿を消す親友、正体不明の鬼、理不尽な天使…etc物語は一言で説明すれば、RPG。主人公は最初は弱いですが敵を倒すごとに強くなり(最近は魔王クラス)、故郷の人間が消滅した理由を探し続けます。真の敵はいったい誰だ!!いまクライマックスです!主人公のキルトは、いつだって冷静な男です。他の作品では、主人公の行動や考え方にじれったく感じてしまうことがあると思いますが、この作品では決してそのようなことはなく、読み手が求めている行動をとってくれます。戦闘は多めです。主人公の、ある能力によって物語が進むごとに戦闘が多彩になっていきます。ありきたりのファンタジーに飽きた人や、悪魔や天使などの世界観に興味がある方は、こちらの作品おすすめです。