評価:★★★★☆ 4.4
【警告】
・リョナ、拷問などの描写が軽度ながら存在します。
・そこそこ人が死にます。
・それなりに人でなしがいます。
・そういうのがわりと好きです。『探し物屋』の村雨は、鼻と健脚が自慢の少女。とある事件がきっかけで、美少女をこよなく愛する女剣士、雪月 桜に気に入られてしまう。
「私はな、欲しいものは我慢せんのだ。美酒も美食も、美少女も、な」
傍若無人の桜に振りまわされて、今日も村雨の嘆きがこぼれる。基本は物騒で血生臭く、だがあっけらかんと過ぎる日常のお話。2015/11/15、完結しました。
話数:全187話
ジャンル:アクション
時代:江戸
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
作者本人が言ってた通り、ガチレズエログロスプラッタものでした。しかしそれだけでは止まらない作品でもあった。何と言っても描写が風流。一話目から並ライターの追随を許さないほどの描写の上手さを叩き込んでくれた。エロレズの色気、グロスプラッタの陰鬱、バトルの躍動感、文字の一つ一つが最良な場所に嵌っていき、気持ちよく読ませる文章であった。そしてダークなシナリオではあったが、無理矢理な惨い展開は一つもない。キャラクターたちの行く末を見てて、ああこの人はそうであるべきとしてそうなったのだな、と思わせる。それ故、後味はさっぱりとして、読後思わずため息が出るほどでした。