評価:★★★★☆ 4.3
松山環(まつやま たまき)、十四歳。ある雨の日、誰かが環の机に消しゴムを置いていた。
ふと気づいてカバーをはずしてみると、消しゴム部分にはマジックで五七調のメッセージが残されている。
「好きだけど 好きなんだけど 今はまだ 言えないでいる 好きなんだけど」
それから一週間に一度、消しゴム短歌は環の机に残されて……。
人を好きになるってなんなのか。大人になるってなんなのか。環の揺れる初夏の季節は、消しゴムの中身のつたない短歌とともにあった。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象